うさぎを多頭飼いするときのポイントと注意点!

うさぎ好きのみなさん!

うさぎの多頭飼いについて考えたことはありますか?

また、2匹、3匹飼ってみたけど難しいなぁと感じたことはありませんか?

簡単そうに見えて案外難しい多頭飼い。

今回は、そんなうさぎの「多頭飼いのポイントと注意点」について詳しくご紹介させていただきます。

うさぎを多頭飼いするときのポイントと注意点!

では、実際に見ていきましょう。

ケージは必ず別々で!

ケージはうさぎ1匹に対して必ず1つずつ用意するようにしましょう!

うさぎは非常に縄張り意識が強く、1匹それぞれが自分のテリトリーを持っています。

そんな中で同じケージに2匹のうさぎを入れるということは、喧嘩してください。と言っているのも同然です。

 

うさぎ同士は仲がいいもの!と勝手に思い込んでいる方も多いですが、自然界のうさぎもうさぎ毎に自分の縄張り(テリトリー)があり、そこに入り込んできたうさぎには容赦しません。

耳が噛まれてなくなってしまう場合もあれば、場合によっては命すら落としてしまう場合もあります。

 

まず最初にうさぎの多頭飼いは簡単ではないということは頭に入れておきましょう。

性別によっても多頭飼いできる可能性が変わる!

うさぎの多頭飼いは、うさぎの性別によっても難易度が異なってきます。

  • オス同士

オス同士の多頭飼いはかなり難しい!

縄張り意識の強いうさぎの中でも特にオスうさぎは縄張り意識が強く、メスうさぎ以上に他のうさぎの匂いに敏感です。

100%無理と言い切れるものではありませんが、できないものと考えていただいた方がいいでしょう。

ケージを別にして同一の空間で同時に一緒にしないというのであれば可能かもしれません。

しかし、この場合でもお互いの匂いが残っているため、うさぎにとって強いストレスになってしまうことも考えられます。

基本的にオスの多頭飼いは最初から考えないようにしましょう。

  • メス同士

メス同士の多頭飼いであれば可能な場合もあります。

しかし、オス同士同様に縄張り争いから喧嘩になってしまう場合もあります。これは個体の性格にもよってくるため一概には言えませんが実際にうさぎ同士を合わせてみないと分かりません。

  • オスとメス

オスとメスの組み合わせは、組み合わせとしては一番多頭飼いしやすい組み合わせであることはたしかです。

もし、オスとメスで多頭飼いする場合には双方の避妊、去勢手術または片方の避妊、去勢手術をすることをおすすめします。

うさぎは繁殖能力が高く、1年通していつでも繁殖してしまうため注意が必要です。

もし多頭飼いするのであれば…

もし多頭飼いしたいという方は、オスとメスの組み合わせをおすすめします。

オスとメスであれば必ずしも相性がいいというわけではありませんし、オス同士であれば必ず仲が悪くなるというわけではありませんが、前述したようにオスとメスの組み合わせが一番良い関係になる可能性は高いと言えます。

先ほども前述しておりますが、オスとメスの組み合わせで多頭飼いをする場合には、去勢手術、避妊手術は必須ですので、あらかじめうさぎの去勢手術、避妊手術を行ってくれる病院を探しておきましょう。

兄弟うさぎは多頭飼いに向いている!?

兄弟うさぎは多頭飼いしやすい!と思っている方もいらっしゃいますが、一概にそうとは言い切れません。

生後3か月程度までであれば一緒に飼育することはできますが、生後半年もすれば繁殖行為ができるようになり、この時期になると縄張り意識が芽生え、たとえ兄弟であっても喧嘩をするようになってくる場合が多いです。

もちろん、全く別のうさぎを合わせるよりも生まれてずっと一緒にいるうさぎ同士の方が相性がいい可能性は少しは高いと思いますが、さほど変わらないと思っていた方がいいと思います。

違う種類のうさぎは多頭飼いしにくい!?

違う種類のうさぎであっても、同じ種類のうさぎであっても多頭飼いの難易度はさほど変わりません。

大切なのはうさぎ同士の性格や相性であって、うさぎの種類はあまり関係ありません。ロップなど比較的大人しいうさぎ同士であっても普通に喧嘩します。

うさぎの多頭飼いをするための手順

では、うさぎの多頭飼いをするためのおすすめの手順と方法をご紹介します。

あくまでもこの手順と方法は、うさぎを上手く慣れさせるための手順であり、必ずうさぎ同士の相性が上手くいくということではありません。

場合によっては、部屋すら分けて全く会わせないという方法を取らざるを得ない場合もあるということは念頭に置いておきましょう。

1.ケージを隣同士に置き、お互いの匂いに慣れさせましょう!

この時、始めは必ずケージの間に仕切りやカバーをしてお互いが見えない状態を作りましょう。

ケージ越しであってもいきなりの対面は危険ですので注意しましょう。

お互いのうさぎがいつもと変わらず落ち着いた雰囲気で過ごせるのが目安ですが、1週間程度はこの状態を保ってあげることをおすすめします。

2.ケージの仕切りやカバーを外してうさぎ同士を対面させましょう!

この時、必ずケージ越しに対面させ、ケージの外に出すのはやめましょう。

対面させてお互いが極度の興奮状態である場合は、1.に戻すことも考えましょう。

最初はお互い多少の興奮状態にはなりますので、ケージ越しであればそこまで焦ることはありません。

ケージ越しに興奮せずに相手に興味を持っているような様子が目安となります。

3.ケージの外に出して対面させてみましょう!

2.まで終わったら実際にケージの外に出して対面させてみましょう。

この時、うさぎ同士が興奮状態でないことを確認した上で対面させます。

特に最初の対面は何があるか分かりませんので、必ず飼い主が側についている必要があります。

お互いが威嚇しやっていたり、喧嘩するような仕草があればすぐにうさぎ同士を離してケージに戻しましょう。

最初は短い時間から始め、慣れてきたら少しずつ対面させる時間を増やしていきましょう。

その他、多頭飼いの注意点

うさぎの多頭飼いは他にも注意する点がいくつかあります。

部屋んぽは必ず先住うさぎから!

部屋でうさぎを散歩させる場合には、必ず先住うさぎから部屋に出すようにしましょう。

うさぎにも人間と同じように上下関係があります。部屋での散歩や食事、グルーミングなども先住うさぎからするようにしてあげましょう。

これは、先住うさぎへの配慮と新しくきたうさぎに対するしつけの一環です。

先住うさぎは新しく来たうさぎに同様もありますし、もしそちらが先に食事をもらっていたりすると不安になったり怒ったりすることもあります。その先住うさぎに君が一番だよ。というように安心させるという意味合いと、新しく来たうさぎには、元々住んでいる先住うさぎのあとに食事をもらえるものなのだという上下関係を教える意味もあります。

これはあくまでも、うさぎに不安を与えないためのもので2匹のうさぎには同じように愛情を注いであげてください。

2匹同時に部屋んぽさせる場合には必ず飼い主が側にいましょう!

ある程度、2匹が慣れて自然に遊ぶようになったとしても、2匹同時に部屋に出す場合には必ず飼い主が側にいるようにしましょう。

私自身、見たことがあるのですが、普段2匹で仲良くしていたうさぎが何かの拍子に急に噛み付き合い喧嘩するようになったのを見たことがあります。

具体的な原因は分かりませんが、急に興奮状態になることもあり、側で見ていないと血まみれになっていたなんてことにもなりかねません。

ケージは必ず別々で!

これは記事の冒頭でも前述しておりますが、必ず別々のケージでうさぎは飼いましょう。

何度もいいますが、必ず守ってください。

うさぎは1匹だと寂しいは嘘!?

昔からうさぎは寂しいと死ぬという迷信がありますが、実際そんなことはありません!

場合によっては、多頭飼いすることによってうさぎはストレスを感じてしまうこともありますし、うさぎの世話には時間や手間もかかります。それによって、飼い主の感情の起伏、そして与えることのできる愛情が1匹のうさぎに対して減ってしまうこともありえます。

もちろん、飼い主からしてみてばそんなことはない!と思われるかもしれませんが、それは実際試してみないと分かりませんし、実際うさぎがそう感じてしまうこともあるでしょう。

ペットの世話でたまにでもイライラしたりしてしまうという方は特に注意しておきましょう。

 

まとめ:うさぎを多頭飼いするときのポイントと注意点!

どうでしたでしょうか。

うさぎの多頭飼いについて詳しくご理解いただけましたでしょうか?

私自身、うぎさの多頭飼いはおすすめはしません。

もちろん、十分うさぎの多頭飼いはできないことではありませんが、そのリスクを十分把握した上で慎重に考えて決定していただければと思います。