うさぎと猫を一緒に飼うことはできる?同居させる方法と注意点!

うさぎ好きのみなさん!

うちに猫がいるんだけど、うさぎも飼ってみたい!

または、うさぎを飼っているんだけど、猫も一緒に飼ってみたいな。ということを考えたりしたことのある方も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな「うさぎと猫の同居」について詳しくご紹介させていただきます。

うさぎと猫を一緒に飼うことはできる?同居させる方法と注意点!

では、実際に見ていきましょう。

うさぎと猫の相性は良くない!?

うさぎと猫の相性はあまり良いとは言えません。

基本的にうさぎは猫に狩られる側、猫はうさぎを狩る側の動物です。

猫は肉食動物のため、自然界ではうさぎ、ネズミなどを捕食します。

元々のこういった関係上、うさぎと猫の相性が良いかと言えば悪いと言った方がいいでしょう。

うさぎと猫の特徴を考えてみましょう!

うさぎの特徴

うさぎは基本的に自由きままな性格をしています。個体にもよりますがマイペースな子が多い印象です。また、非常に縄張り意識が強い動物として知られています。

野生では常に肉食動物より狙われる側の動物で非常に憶病な動物です。長く伸びた耳も、発達した足の筋肉もそういった状況下で生き延びるために発達したものなのです。

また、うさぎは薄明薄暮性で朝方と夕方に活発に活動します。夜行性と勘違いされている方も多いのではないでしょうか。

 

猫の特徴

猫もうさぎ以上に自由きままな性格をしています。猫と言えばツンデレという表現をする方も多いのではないでしょうか。

実は、猫も薄明薄暮性の動物でうさぎと活動時間は近い動物で、その点で言えば相性は良いのかもしれません。

また、人や動物でも同じことが言えますが、性別によって少し性格に傾向があります。オスは甘えん坊でマイペース、メスは警戒心が強いという特徴があります。

うさぎと猫の同居は可能!?

うさぎと猫の同居は不可能ではありません!

先ほどの特徴から見るように性格や生活リズムなどはうさぎも猫も非常に似ており、その点において相性が悪くはありません。

猫がうさぎを捕食するというのもあくまでも自然の環境下の特徴であり、飼育下においてその法則がすべて当てはまるわけではありません。特に生まれたときから人の手で育っている猫や、特にブリーダーさんなどの元で何代もの間、飼育環境下にある猫の場合にはそういった本能も少しは和らいでいます。

しかし、完全に同じ部屋で一緒に遊び、一緒に寝ることができるかと言えばなかなか難しい場合が多いように思います。

たしかに、SNSなどではうさぎと猫が一緒にくっついて寝ていたり、一緒に走り回っている写真や動画などを見たりすることもありますが、すべてのうさぎと猫がそういった関係になれるかと言えばそうではありません。例えうさぎ同士や猫同士であったとしても一緒の空間で多頭飼いできるかと言えばそうではありません。

基本的に飼育は別空間で!

同居は同居でも、基本的にうさぎと猫の活動空間は分けましょう。

飼育下であったとしても、うさぎと猫の力関係として猫はうさぎを狩る側、うさぎは猫に狩られる側の動物です。この力関係が基本的に覆ることはありません。

猫が少しその気になれば爪や歯でうさぎを傷つけてしまうこともありますし、うさぎも警戒心の強い動物であり、鋭い歯を持っているので場合によっては猫を傷つけてしまうこともあるでしょう。私自身、うさぎを飼っていますが手を噛まれたことが何度もあり、鋭く長い歯は非常に深く突き刺さるため噛まれた際には血もかなり出ますし、数日間はかなり痛みます。

また、元々うさぎは縄張り意識が強いため自分のテリトリーに他の動物が入ることを非常に嫌います。例えそれが同じうさぎであっても同様で攻撃的になったり、マウンティングをするなどの行為をするようになることが多いです。

ですので、私としてはうさぎと猫とは別空間で飼育してあげることをおすすめします。

別空間と言っても違う部屋で飼うという意味ではなく、同じ1つの部屋で構いませんので空間を分けてあげましょう!

基本的にうさぎは猫のような運動量があるわけではありませんので、部屋の片隅に猫の入れない空間を用意してあげると良いと思います。部屋を分ける方法としては、猫が飛び越えられない程度の柵で区切ってあげることをおすすめします。

私のおすすめは上記の柵で、比較的安価で用途や場所によって形を組み替えることができるので、私自身も家では非常に重宝しています。

どうしてもうさぎと猫を仲良くさせたいというあなたへ

それでも、うさぎと猫に仲良くなってほしいという方もおられるかと思います。

そこで、ここでは少しでもうさぎと猫が仲良くなれる可能性を高くするための方法と面会方法をご紹介します。

うさぎも猫も小さな子どもを飼う!

うさぎと猫が一番仲良くなってくれる確率が高いのが、うさぎと猫それぞれ同じ時期に小さな子どもの頃から飼い始めることです。

こうすることで、お互い兄弟のような意識が芽生えやすく、大人同士の対面させる場合よりもはるかに仲良くなる可能性が高くなります。

私の知人も同じ時期に生後3か月のうさぎと生後2か月の猫を飼い始めたところ、非常に仲が良く、一緒に並んで寝ていたり、お互いを毛づくろいするような関係になっているようです。

うさぎも猫も子どもであれば、お互い攻撃性もなく非常な安全な状態で面会させることができる点も非常に重要な点だと言えます。

面会は柵越しで長期間させる!

うさぎと猫を面会させる場合には、先ほどご紹介した柵などを挟み柵越しで長期間行いましょう。

急に会わせるとお互いびっくりしてしまい、攻撃的な行動に出てしまうことが多くなります。

空間を分けて柵越しにお互いが見える環境下で1か月程度を目途に行っていきましょう。

うさぎをケージに入れた状態で行うと猫が手を入れて、うさぎが噛み付いたりしてしまう場合もありえるため鉄格子状の柵などもやめておきましょう。

こういった面会を毎日繰り返していき、徐々に慣らしていきましょう。

目安としては、お互いが柵越しに近くで横になるような関係性が最低でも必要でしょう。うさぎの方が猫に怖がって近くにこなかったり、猫の動きに敏感に反応するような状態は危険です。また同様に猫が柵越しにうさぎに飛びかかるような状態ではいけません。

実際に合わせる場合には常に近くですぐ動けるようにしておきましょう!

実際にうさぎと猫を合わせる場合には、すぐに近くで動けるようにしておきましょう。どちらかに異変があったり、攻撃的な行動があった場合にはすぐ2匹を離しましょう。

うさぎと猫を一緒に飼う場合の注意点!

うさぎと猫を一緒に飼う場合には、どのようなことに注意しておけばいいのでしょうか。

無理に一緒の空間に入れない!

あくまでもうさぎと猫は狩る側と狩られる側の存在です。決して相性の良い動物ではありません。一緒に仲良くなってほしいというのは人間のエゴであり、うさぎや猫がほんとうにそれを望んでいるわけではないということは頭に入れておきましょう。

同じ空間に入れる場合には必ず目をやれるときだけに

もし、面会で上手くいき一緒の空間に入れても問題なかった場合にも、普段見れないときに一緒の空間に入れておくことはやめましょう。

何かの拍子でどちらかが攻撃的になる可能性は十分にあるため危険です。特に猫が攻撃的になった場合、力関係上、うさぎは猫から逃げ切ることはできません。

野良猫だった猫との同居は避けましょう!

基本的に野良猫だった猫とうさぎを同居させるのは避けましょう。

赤ちゃんの頃から人間に飼われていた猫と違い、野良猫は非常に野生本能が強い傾向があります。当たり前のことですが、野生の猫は自分の食べる物は自分で捕まえないと生きていくことはできません。そのため、普段からうさぎに限らずネズミ、鳥、ヘビ、カエルなど色々なものを自らの力で捕まえて食べています。そういった野良猫にとってうさぎは食事、獲物なのです。

まとめ:うさぎと猫を一緒に飼うことはできる?同居させる方法と注意点!

どうでしたでしょうか。

うさぎと猫の同居について理解していただけましたか?

何度も言いますが、基本的に私自身は同じ空間で飼うことはおすすめしていません。

もし、ほんとうにうさぎと猫を同じ空間で飼いたいという方はうさぎと猫の気持ちを考え、慎重にやっていきましょう。