うさぎ好きのみなさん!
うちに犬がいるんだけど、うさぎも飼ってみたい!
または、うさぎを飼っているんだけど、犬も一緒に飼ってみたいな。ということを考えたりしたことのある方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな「うさぎと犬の同居」について詳しくご紹介させていただきます。
うさぎと犬を一緒に飼うことはできる?同居させる方法と注意点!
では、実際に見ていきましょう。
うさぎと犬の相性は良くない!?
うさぎと犬の相性はあまり良いとは言えません。
基本的にうさぎは犬に狩られる側、犬はうさぎを狩る側の動物です。
犬種にもよりますが、うさぎを狩るような狩猟犬もいますので、うさぎにとって犬は天敵とも言える存在なのです。
うさぎと犬の同居は可能!?
うさぎと犬の同居は不可能ではありません!
しかし、非常に難しいと言わざるを得ないと思います。
犬のほうは全く問題ないことが多いですが、うさぎにとっては犬と同居するというのは非常にストレスのかかることです。場合によってはストレスで食欲不振に陥り、命の危険に関わってくることもあります。
犬は猫とは違い、とても良く吠えるのでそれもうさぎにとって非常に恐怖を覚えるものだったりします。
たしかに、SNSなどではうさぎと犬が一緒にくっついて寝ていたり、一緒に走り回っている写真や動画などを見たりすることもありますが、すべてのうさぎと犬がそういった関係になれるかと言えばそうではありません。
基本的に飼育は別空間で!
同居は同居でも、基本的にうさぎと犬の活動空間は分けましょう。
飼育下であったとしても、うさぎと猫の力関係として犬はうさぎを狩る側、うさぎは犬に狩られる側の動物です。この力関係が基本的に覆ることはありません。
また、元々うさぎは縄張り意識が強いため自分のテリトリーに他の動物が入ることを非常に嫌います。例えそれが同じうさぎであっても同様で攻撃的になったり、マウンティングをするなどの行為をするようになることが多いです。
ですので、私としてはうさぎと犬とは別空間で飼育してあげることをおすすめします。
できるのであれば部屋も別々が理想ですが、もし同じ部屋であるのであれば柵などで空間を分けてあげましょう!
基本的にうさぎは犬のような運動量があるわけではありませんので、部屋の片隅に犬の入れない空間を用意してあげると良いと思います。部屋を分ける方法としては、犬が飛び越えられない程度の柵で区切ってあげることをおすすめします。
私のおすすめは上記の柵で、比較的安価で用途や場所によって形を組み替えることができるので、私自身も家では非常に重宝しています。
どうしてもうさぎと犬を仲良くさせたいというあなたへ
それでも、うさぎと犬に仲良くなってほしいという方もおられるかと思います。
そこで、ここでは少しでもうさぎと犬が仲良くなれる可能性を高くするための方法と面会方法をご紹介します。
うさぎも犬も小さな子どもを飼う!
うさぎと犬が一番仲良くなってくれる確率が高いのが、うさぎと犬それぞれ同じ時期に小さな子どもの頃から飼い始めることです。
こうすることで、お互い兄弟のような意識が芽生えやすく、大人同士の対面させる場合よりもはるかに仲良くなる可能性が高くなります。
こちらは猫の話なのですが、私の知人も同じ時期に生後3か月のうさぎと生後2か月猫のを飼い始めたところ、非常に仲が良く、一緒に並んで寝ていたり、お互いを毛づくろいするような関係になっているようです。
うさぎも犬も子どもであれば、お互い攻撃性もなく非常な安全な状態で面会させることができる点も非常に重要な点だと言えます。それでも、犬は好奇心旺盛でうさぎに飛びかかったりしてしまう可能性があるので注意しましょう。
面会は柵越しで長期間させる!
うさぎと犬を面会させる場合には、先ほどご紹介した柵などを挟み柵越しで長期間行いましょう。
急に会わせるとお互いびっくりしてしまい、攻撃的な行動に出てしまうことが多くなります。
空間を分けて柵越しにお互いが見える環境下で1か月程度を目途に行っていきましょう。
うさぎをケージに入れた状態で行うと犬が手を入れて、うさぎが噛み付いたりしてしまう場合もありえるため鉄格子状の柵などもやめておきましょう。
こういった面会を毎日繰り返していき、徐々に慣らしていきましょう。
目安としては、お互いが柵越しに近くで横になるような関係性が最低でも必要でしょう。うさぎの方が犬に怖がって近くにこなかったり、犬の動きに敏感に反応するような状態は危険です。また同様に猫が柵越しにうさぎに飛びかかるような状態ではいけません。
実際に合わせる場合には常に近くですぐ動けるようにしておきましょう!
実際にうさぎと猫を合わせる場合には、すぐに近くで動けるようにしておきましょう。どちらかに異変があったり、攻撃的な行動があった場合にはすぐ2匹を離しましょう。
うさぎと犬を一緒に飼う場合の注意点!
うさぎと犬を一緒に飼う場合には、どのようなことに注意しておけばいいのでしょうか。
無理に一緒の空間に入れない!
あくまでもうさぎと犬は狩る側と狩られる側の存在です。決して相性の良い動物ではありません。一緒に仲良くなってほしいというのは人間のエゴであり、うさぎや犬がほんとうにそれを望んでいるわけではないということは頭に入れておきましょう。
同じ空間に入れる場合には必ず目をやれるときだけに
もし、面会で上手くいき一緒の空間に入れても問題なかった場合にも、普段見れないときに一緒の空間に入れておくことはやめましょう。
何かの拍子でどちらかが攻撃的になる可能性は十分にあるため危険です。特に犬が攻撃的になった場合、力関係上、うさぎは犬から逃げ切ることはできません。
とめ:うさぎと犬を一緒に飼うことはできる?同居させる方法と注意点!
どうでしたでしょうか。
うさぎと犬の同居について理解していただけましたか?
何度も言いますが、基本的に私自身は同じ空間で飼うことはおすすめしていません。
というより、猫以上に犬とのうさぎの同居は難しいと言わざるを得ません。
もし、ほんとうにうさぎと犬を同じ空間で飼いたいという方はうさぎと犬の気持ちを考え、慎重にやっていきましょう。