うさぎ好きのみなさん!
うさぎを飼う前にまず色々なことを把握しなくてはなりません。
うさぎを飼いたい!という方のほとんどがまず購入を考えるのが小さな赤ちゃんうさぎではないでしょうか?
ペットショップなどで販売しているほとんどが小さな赤ちゃんうさぎであり、やはり小さい赤ちゃんというものは人間、動物種類問わず可愛いものです。
しかし、うさぎは繊細な動物で色々気にかけてあげるべき点も数多く存在します。
今回は、そんなうさぎの赤ちゃんについてに詳しくご紹介させていただきます。
うさぎの赤ちゃんの選び方!迎え入れる前の準備は?エサの選び方やしつけは必要!?
では、実際に見ていきましょう。
赤ちゃんの選び方!
赤ちゃん選びはまず種類から!
うさぎの赤ちゃんを選ぶ際、うさぎはうさぎでもたくさんの種類のうさぎがいます。
今回は、日本で飼われている主な種類を簡単にご紹介します。
- ネザーランドドワーフ
小さく短い耳とまん丸とした顔が特徴のうさぎでうさぎの中でも一番小さい種類のうさぎです。
愛らしい姿からうさぎの種類の中でも一番人気がある種類になります。
- ロップイヤー
垂れた耳が特徴のうさぎでうさぎの中でもかなり人懐っこい性格のうさぎです。
他のうさぎは慣れない個体も多いですが、ロップイヤーはほとんどの場合が人懐っこくなってくれます。
赤ちゃんの小さいときには耳がまだ垂れていませんが、成長に沿ってすぐに垂れてきます。
- ミニレッキス
短毛で密度の濃い毛が特徴のうさぎで、触り心地が非常にいいのが特徴です。
- ライオンラビット
短めの耳と顔の周りのたてがみが特徴的なウサギです。
また、うさぎの中では比較的小柄な個体が多いです。
- ミニウサギ(ミックス)
うさぎの種類の中で雑種と区別されるうさぎです。
基本的には成長した姿は赤ちゃんの時には判断できないため、成長過程の楽しみはあると思います。
主に上記の種類が日本で飼われているうさぎになります。
上記の種類の中にも更に細分化される種類もありますが、主にということでご紹介させていただきました。
うさぎを飼いたいという方はまず時間をかけてどの種類のうさぎを飼いたいかということを考えていきましょう。
種類によって性格や手入れの頻度なども変わってきますのでゆっくり考えていきたいところですね。
赤ちゃんの受け入れのタイミングは気をつける!
どの動物もですが、赤ちゃんというのは非常に重要な時期です。
人間しかりですが、赤ちゃんはお母さんからの授乳により栄養のみならず病気に対する抗体など様々なものを吸収します。
そういった中で、早いうちの親離れを余儀なくされた個体は健康面において少し不安があります。
ペットショップで販売されている個体は基本的に離乳後の個体がほとんどですが、うさぎは犬や猫と比べて弱い生き物ですので離乳後の赤ちゃんであっても注意が必要です!
うさぎの赤ちゃんの受け入れは300gを目安に!
生後何か月!というと個体により成長度合いが異なりますので、こちらはうさぎのg数を目安にしましょう。
基本的には1か月~2か月弱で目安の300gになるうさぎがほとんどです。
300gになれば授乳も完全に終わっており、すでに固形物のペレットやチモシーを食べるようになっています。
また、うさぎの健康面においてもある程度ではありますがしっかりとしてくる目安となります。
ペットショップなどにおいても引き渡しの目安を体重(g)にて設定しているところもあります。(引き渡しは300g~など)
あまり小さいうさぎの引き取りは必ずやめましょう!予約という形で取り置きしてくれるところも多いので決して独自の判断で早い受け取りはやめておきましょう。
小さいうさぎは環境の変化など小さなストレスに非常に弱く、場合によっては受け取ってすぐに亡くなってしまうということも多くあります。
赤ちゃんうさぎ受け入れと同時に診療可能な病院を見つけておこう!
うさぎは赤ちゃん問わず体調を崩しやすく犬や猫に比べると非常に弱い動物です。
動物病院は数がたくさんありますが、犬や猫のみしか診察できないという動物病院も数多く存在します。
うさぎを飼うのであればうさぎを診察可能な動物病院を最初に見つけておく必要があります。
うさぎが体調を崩してからでは手遅れになってしまう場合もありますので、必ず飼う前にネットで調べる・電話で問い合わせてみるということをしておきましょう。
近くにうさぎ専門のショップなどがあればそちらも把握しておきたいところですね。
病院でもある程度の判断をしてくれますが、その子の適正体重、食生活管理など相談できるところがほしいです。
病院の先生方も犬や猫に比べると診察件数、取り扱ったことのある事案がうさぎは少ないことがほとんどで詳しい判断をできないという先生も多くいます。
うさぎのためにもできるだけ詳しい先生を見つけておいてあげることが大切です!
赤ちゃんうさぎはオスかメスか分からない!?
赤ちゃんうさぎはオスとメスの性別がはっきり分からない場合があります。
ほぼ確実に分かると言われるのが生後3か月ほどです。
1か月~1か月半だとオスかな?メスじゃないですかね。という感じで答えてくださるところもございます。
基本的にうさぎはオスよりもメスのほうが人気が高いため、ペットショップによっては性別を隠したり、オスということが分かっていても曖昧な回答をされるところもあります。
初めてうさぎ飼うならメスがおすすめ!
先ほど前述したようにうさぎはオスうさぎよりもメスうさぎのほうが人気があります。
それにはそれ相応の理由があります。
オスうさぎは基本的に縄張り意識が強く、生後半年もすると色々な方法で縄張りを作りはじめます。
とりあえず何でもかんでも顎をなすりつけはじめます。これは自分のものだ!という意識から自分の臭いをつける行動です。
それに伴い、おしっこも四隅などにするようになることが多く、マーキングするうさぎが多いのが特徴です。
ひどくなると「スプレー行為」と呼ばれるおしっこを動きながら飛ばす行為をするようになる場合もあります。
逆にメスうさぎは縄張り意識が少なく「スプレー行為」などはしないうさぎが多いのが特徴です。
性格的にもメスうさぎの方が温厚なうさぎが多く、初めてうさぎを飼う方であればメスうさぎのほうが飼いやすい場合が多いです。
しかし、メスうさぎを飼う場合にも注意があります!
メスうさぎは生殖器の病気に感染するリスクが非常に高く、早い段階で避妊手術をする必要があります。
詳しいうさぎの避妊・去勢手術に関しては下記の記事をご覧ください。
赤ちゃんうさぎを迎える際にはしっかりとした準備を!
赤ちゃんうさぎを迎えるためにはしっかりとした準備をしましょう!
ケージ選び!
ケージは基本的に大きいものを選びましょう!
赤ちゃんうさぎのうちはある程度小さいものでもいいですが、うさぎと言えどある程度大きくなってくると小さなケージでは非常に動きづらく窮屈になってきますので初めからある程度の大きさがあるものを選んでおいた方がいいと思います。
また、ケージの床はプラスチック製を選ぶことをおすすめします。
ケージの床が金網製のものも多くありますが、金網製のものだとうさぎが足の裏にケガをしてしまうことがあります。「ソアホック」と呼ばれるうさぎの典型的な病気なのですが、床をプラスチック製にしてあげるだけでかなりその確率を軽減することができます。
もしそういった金網ものを選ぶ場合にはプラスチック製の床やすのこが別売りされていますので、床に敷いてあげるようにしましょう。
私がおすすめする商品を1つご紹介しておきます。
こちらのケージはサイズ、床の素材、掃除のしやすさなど初心者の方が非常に使いやすいと思います。
この他にもたくさんの種類がありますので値段も含めて色々と見比べてみてください。
その他の付属品の選び方!
うさぎを飼うためにはケージ以外にも色々なものが必要です。
- 木製ハウス
うさぎは基本的にこの木製ハウスの上で過ごしたり、中で寝転んでくつろいだりします。
- トイレ
- 水飲みボトル
- エサ入れ
- チモシー入れ
上記の4つは基本的にペットショップで使われていたものを購入しましょう。
ペットショップから自宅へと環境の変わるうさぎがすこしでもストレスのかからないようにしてあげることが大切です。
環境の変化から食べない、飲まないということがあると命に関わってきます。
エサの選び方!
まず、エサの選び方ですが基本的なことだけご紹介しておきます。
生後1か月時点では、ペレット・アルファルファ牧草をメインで与えます。
うさぎは基本的にペレットとチモシーをメインで与えますが、赤ちゃんうさぎの場合には栄養素の高いアルファルファ牧草を多く与えましょう。
しかし、チモシーの味にも慣れさせるためにアルファルファ牧草と一緒にチモシーも混ぜであげるようにしましょう。
生後3か月まではこのまま維持していき、うさぎの食べる量を見ながら量を調節していきます。
生後4か月~半年は、徐々にアルファルファ牧草からチモシーに比率をシフトしていき生後半年以降はペレット、チモシーのみを与えていきます。
上記で簡単に説明しましたが、基本的にはうさぎの購入先のペットショップで「これとこれを与えたほうがいいですよ!」ということで説明してくださると思いますのでその指示にしたがっていただいて大丈夫です。
保険に入りましょう!
うさぎに保険!?と思われる方もいると思いますが、現在はペットにも保険というものがあります。
犬や猫はペットとして飼われている数も多く、保険料が比較的安い傾向にありますが、実はうさぎが入ることのできる保険数も少なく犬や猫の保険と比べると高額です。
基本として2000~5000円/月程度です。少々高く感じると思いますが、ペットに何かあった時に非常に大切です。
私自身、うさぎをお迎えする際にはペット保険に加入しました。
特に赤ちゃんうさぎは体調を崩しやすく、小さなことでも病院に連れていってあげることが大切です。
そういったときにお金がかかるから連れていかれない。ということがあってはいけません。
ただし、私がおすすめするのはできれば一年!最低半年の加入です。
たしかにできるのであればずっとペット保険に加入させてあげたいところですが、犬や猫に比べて保険料が高額ですのでなかなか続けられないという方も多いと思います。
そうしたかたは、体調の崩しやすい生後半年の間だけでも最低限加入させてあげていただければと思います。
それ以降は体もしっかりしてきて生後半年の成長期に比べると体調を崩しにくくなりますので、それまでは加入しておきましょう。
赤ちゃんうさぎの迎い入れは最初の1週間が肝心です!
赤ちゃんうさぎの迎い入れは最初の1週間が非常に重要です。
うさぎは非常に繊細な動物でしかも赤ちゃんということであれば何か1つのストレスが原因で死んでしまうこともあります。
ここでは、迎い入れて最初の1週間のうさぎとの向き合い方についてご紹介します。
最初の3日間はエサの入れ替え、ケージの掃除以外は触らない!出さない!あまり見ない!ということを心がけましょう。
まず第一に重要なことは新たな環境に慣れさせることです。ここで下手にストレスがかかってしまうことをなくしましょう。
せっかく迎え入れた可愛い家族を見たい!触りたい!という気持ちは十分に理解できますが、ここは心を鬼にして3日間待ちましょう。
全く見るな!というわけではなく、目の前に行って見ずに少し遠めから眺めてあげてください。
4~7日目はケージを開けて部屋に出してあげましょう。
この時も無理に出したり触ることをせずに開けて自分から部屋に遊びに出てくるのを待ちましょう。
このとき、ケージと床との段差があり直接降りることは基本的にできないので固めのクッションなどを置くなどしてうさぎが降りてこれる状態を作ってあげましょう。
もしうさぎが出てきてくれても基本的にまだ触ることをせずに好きに遊ばせてあげてください。
自分から寄ってくるようであれば軽く手を出してあげて「何もしないから怖くないよ。」という気持ちを伝えてあげてください。
無理にこちらから触りにいくと「怖い!」という恐怖心を持たせてしまうこともあります。
1週間経ってから少しずつスキンシップをしていきましょう。
もちろんうさぎの状況を見ながらではありますが、最初からスキンシップが好きな子であれば撫でてあげる。抱っこしてあげるということもできるかもしれません。
しかし、基本的には強いスキンシップはまだ控えて軽いスキンシップから始めましょう。
エサを手から与える、出てきているうさぎの近くに手を差し伸べるなど軽めのスキンシップから慣れてもらい、少しずつ仲良くなっていきましょう。
うさぎにしつけは必要!?
うさぎにもしつけは必要です!
というより必要な場合もありますが、基本的にそこまでしつけをすることはないと思います。
うさぎは基本的にトイレを決まった場所にする習性があり、トイレのしつけは基本的に必要ありません。
もし、ケージの中でも決まったところにできない場合はうさぎのおしっこの臭いのついたものをトイレの場所に入れておいてあげるといいです。
部屋の中で色々なところにしてしまうことはうさぎの習性のマーキングという行為でこれをなかなか治すことはできないと思っていた方がいいです。
マーキング自体はオスうさぎに多い行為ですが、去勢手術をすることで改善することもあります。
また、うさぎは色々なものを噛みます。これもうさぎの特性上、ある程度致し方ないことですが、うさぎが手を噛もうとした場合には頭を軽く押さえつけて「ダメ!」という声で伝えましょう。
犬などと違い、なかなか治るものではないということは頭に置いて、治らないからといって叩いたりして教えることはやめましょう。
まとめ:うさぎの赤ちゃんの選び方!迎え入れる前の準備は?エサの選び方やしつけは必要!?
どうでしたでしょうか。
うさぎを迎えるにあたってはしっかりとした準備が必要です。
また、うさぎを飼う上で一番大切なことはうさぎの気持ちを理解して毎日うさぎを観察してあげることです。
犬や猫と違い、鳴くこともできず体調不良が出にくいことが多く、体調不良が見えたときには手遅れになっていることも多いのがうさぎです。
そうならないためにもうさぎを迎え入れた際には毎日うさぎと接し、小さい変化にも気づいてあげることが非常に重要です。
私自身、うさぎを飼っており、非常に可愛い生き物です。
是非、皆さんも可愛いうさぎと一緒の時間を過ごしてみてください!