うさぎ好きのみなさん!
うさぎの病気について詳しくご存じでしょうか?
私たち人間は歯によく虫歯というものができ、歯科にいき綺麗に取り除いてもらいます。
では、うさぎは虫歯になったりするのでしょうか。
今回は、そんなうさぎの「虫歯」について詳しくご紹介させていただきます。
うさぎは虫歯になるの?予防と注意するべきこと
では、うさぎの「虫歯」という病気についてみていきましょう。
うさぎにも虫歯に!
実は、うさぎも虫歯になります。
原理は人間と同じで、甘い物の摂取が多いと虫歯菌が糖をエサにして酸を出し、歯が溶けることで虫歯になってしまいます。
しかし、うさぎで虫歯になったというのはあまり聞きませんよね?
うさぎにも虫歯があるのは事実なのですが、実はうさぎは虫歯になりづらい動物なのです。
うさぎはなぜ虫歯になりにくい?
では、なぜうさぎは虫歯になりにくいのでしょうか。
一番の理由はうさぎの食生活、歯の性質からきています。
犬や猫は基本的に大きくなってから歯が伸びません。
しかし、うさぎの歯は常生歯といい生涯歯が伸び続けます。
そして、固い物を食べることによって伸びた歯を削っていきます。
ですので、仮に歯の中途部分に虫歯ができたとしても歯が伸び虫歯部分が上にいくといずれ削れてなくなってしまいます。
これが犬などは虫歯の治療が盛んに行われて、うさぎの虫歯という言葉をあまり耳にしない理由です。
不正咬合のうさぎは虫歯になりやすい!
不正咬合を発症しているうさぎは虫歯になりやすいです。
というのも、不正咬合とはうさぎの歯の伸びすぎによるものですが、これが噛み合わせの悪さからきている場合、食べることで歯を削ることができません。
こうなると虫歯になったとしてもその虫歯になった部分がそのままになってしまいます。
実際、こういった不正咬合の場合は、伸びた歯を定期的に切断、研磨を行いますので、それで虫歯もなくなることがほとんどです。
虫歯の予防方法
うさぎが虫歯にならないために下記のようなことに気をつけましょう。
- 甘い物の与えすぎには注意!
虫歯菌のエサとなる糖分の多いものはあまり与えないようにしましょう。
また、同時に糖分の多く含まれるものは虫歯菌のみならず、胃や腸へも悪影響を及ぼすことがあります。
- チモシーをしっかり与えましょう!
チモシーを食べることは、不正咬合の予防に繋がり、この不正咬合防止が虫歯への予防にも繋がります。
チモシーをしっかり与えるために必要なのが食事量の管理です。
ペレットや野菜、おやつなどを与えすぎると、美味しいものの味に慣れすぎたり、お腹が一杯になることでチモシーを食べなくなったりすることがあります。
ですので、チモシーをあまり食べてくれない場合には、他の食事量なども考えてあげる必要があります。
また、チモシーをしっかり食べることは毛球症などの他の病気の予防にも繋がります。
まとめ:うさぎは虫歯になるの?予防と注意するべきこと
どうでしたでしょうか。
うさぎの虫歯について理解していただけましたか?
基本的にうさぎは虫歯になることは少ないですが、虫歯は他の病気の予防の延長線上で予防することができます。
日々うさぎの体調に気を配り、うさぎが病気にならないように気を付けていきましょう。