うさぎ 運動

うさぎ好きのみなさん!

うさぎにしっかりと運動をさせていますか?

定期的にうさぎを病院に連れていっている方であれば、「ちょっと太り気味なんで運動させてあげてください」と言われたことがある方も多いのではないでしょうか。

でも、家でどう運動させたらいいのでしょう。

 

今回は、そんなうさぎの「運動」について詳しくご紹介させていただきます。

うさぎの運動不足を解消!室内で運動させるための方法!

では、実際に見ていきましょう。

うさぎにとって運動は重要?

家庭で飼われているうさぎは大半の時間をケージの中で寝て過ごしていることが多く、あまり運動をたくさんするというイメージはないかもしれません。

うさぎは本来、野生環境で野山を走り回ったり、食べ物を探したり、天敵から逃げたりと運動する機会は非常に多い生き物で、飼いうさぎと違って非常に筋肉、骨格などがしっかりしています。

たしかに、飼われているうさぎはエサを探す必要もなく、何かに狙われることもなく、運動する必要性が野生のうさぎほどはありません。

 

しかし、適度な運動をすることは飼いうさぎにとっても非常に重要なことです!

 

うさぎに運動させることは、うさぎの健康に繋がります。

うさぎは適度な運動を行うことで、筋肉や骨格を作ります。

若いうちはいいかもしれませんが、人間同様に高齢になってくるほど体が弱ってくるため、運動をあまりさせていないと老いてからの衰退も早くなり寿命も短くなると言えるでしょう。

免疫力の低下も防ぐことができ、病気になりづらい体を作ることができます。

また、うさぎは運動することで腸の活動も高まります。うさぎは腸の働きが弱まることでなる毛球症という病気になることが非常に多く、適度な運動で腸の働きを活性化させることで毛球症の予防にも繋がってきます。

 

うさぎに適度な運動させることは、うさぎの健康管理上、非常に重要なことなのです。

 

室内でうさぎに運動をさせる方法!

うさぎに運動をさせるということで、大半の方が一番に考えるのはうさんぽに連れていくということではないでしょうか。

※うさんぽとは、犬で言う散歩のことでうさぎが外で散歩をすることをうさんぽと言います。

しかし、私はうさんぽをあまりおすすめしません。うさんぽにはデメリットも多く、うさぎにとってストレスとなったり、不向きな子も多いためです。

では、室内でうさぎに運動させるためにどうしたらいいのか考えていきましょう。

部屋んぽさせる!

部屋んぽとは、部屋で散歩させるということです。

比較的広いスペースで走らせてあげることで、うさぎの運動不足解消になります。

できるのであればリビングや個室全体を走らせてあげてください。

その時に注意したいのが、うさぎがかじるとまずいものは片づけたり見えないようにしておきましょう。

具体的には、電源コードやタオル、ゴミ、ビニールなど、特に電源コードはうさぎにとって噛みつきやすく感電してしまうことがありますので、絶対に避けておきましょう。

 

しかし、うさぎは色々なものを好奇心で噛むため、柱や家具など避けることができないものが傷つくこともあります。

気になる方は気になってしまうことだと思います。

そういった方は、これを用意しましょう!

  • サークル


こういったサークルを用意して囲ってあげることでうさぎの運動スペースを確保しつつ、うさぎの健康や安全も守れ、柱や家具などを傷つけられる心配もなくなります。

  • ジョイントマット


ジョイントマットもおすすめです。

実際にうちの家では、ジョイントマットを組み合わせた床と壁を作り、うさぎをその中で走らせています。

床がフローリングの場合には、すべってうさぎの足に負担がかかるため、サークルで囲う場合にも床はジョイントマットなどをおすすめします。

ジョイントマットは基本的にスポンジのような素材でできていることが多く、うさぎが噛んで飲み込んでしまうことはよくありません。

もし、うさぎがマットを噛んでしまうような場合は噛まないように見ておくか、使用を中止するようにしてください。

 

ケージにサークルを繋げる!

ケージは基本的に狭く、うさぎが運動できるスペースはあまりありません。

私たち飼い主が家に居るときには部屋んぽで遊んであげることができますが、私たち飼い主がいない間にも運動できるスペースがあるとうさぎも嬉しいでしょう。

先ほどサークルをご紹介しましたが、同じようなものをケージの入り口に繋げて、ケージとサークルを行き来できる環境を作ってあげることでうさぎの運動不足にも効果があります。

また、うさぎは昼間はずっと寝ていると思っている方もいらっしゃいますが、うさぎは薄明薄暮性で動くスペースがあれば昼夜問わず動き回ることもあります。

 

 

 

肥満の原因は運動不足!?

みなさんが飼っているうさぎの肥満の原因は本当に運動不足でしょうか?

病院などでは、太り気味なうさぎの飼い主さんに対して「少し運動させてあげてくださいね」などと言われる場合があります。

しかし、実際は運動不足ではなく、ペレット(栄養取り過ぎ)のあげ過ぎが原因である場合も多くあります。

基本的にペレットの栄養素は必ずうさぎに必要なものというわけではなく、チモシーのみでもさほど問題がないと言われるほど補佐的な役割です。

たしかにうさぎは、チモシーよりもペレットの食い付きがよく、ついついペレットを多く与えてしまうという方も多いですが、これはあまりいいことではありません。

肥満になることで他の病気の原因となることもありますし、ペレットをあげ過ぎていることでチモシーをあまり食べてくれないということにもつながりかねません。

うさぎにとってチモシーを食べることは生きるということと=であると言われるほど、うさぎの体にとってチモシーは重要なものなのです。

もし、あなたのうさぎが肥満気味でチモシーをあまり食べてくれない!という節があるのであれば、それはペレットやおやつの与えすぎが原因かもしれません。

 

どれくらい運動させたらいい!?

うさぎの運動時間の目安ですが、1日に1~2時間程度は部屋で遊ばせてあげましょう。

朝と夜に分けてでもいいですし、朝は時間があまりないという方が多いと思いますので、夜にしっかり遊んであげてもいいと思います。

できるのであれば毎日決まった時間帯の方がうさぎの習性上は理想です。

絶対毎日必ず出してあげないとストレスで死んでしまう!というようなことはありませんので、飼い主さんの負担にならない程度、時で構いませんので遊んであげましょう。

 

まとめ:うさぎの運動不足を解消!室内で運動させるための方法!

どうでしたでしょうか。

うさぎにとって適度な運動は、食事管理と同様にうさぎの健康面において非常に重要です。

肥満の原因が運動不足だからという決め付けではなく、日頃の運動と食事管理、両方に気を付けてうさぎと過ごしていきましょう。