うさぎ好きのみなさん!
うさぎの骨折が身近なものだということはご存じでしょうか?
長いことうさぎを飼ったことがある方であれば、一度は経験すると言っても過言ではありません。
今回は、そんなうさぎの「骨折」について詳しくご紹介させていただきます。
うさぎは骨折しやすい!?原因や治療方法、注意するべきこと!
では、うさぎの「骨折」についてみていきましょう。
うさぎは骨折しやすい!
うさぎは人間や他の動物などと違い、骨が弱い動物で骨折しやすい生き物です。
骨の太さは犬や猫の1/3程度で、小さい衝撃で簡単に骨折してしまうことがあります。
犬や猫は、人に踏まれたり、何かしらの事後に合うことで骨折しますが、うさぎは自らの行動により骨折してしまうこともあるほどです。
骨折する原因
前述したようにうさぎの骨は非常に繊細で簡単に骨折してしまいます。
では、実際どのようなことが原因で骨折してしまうのでしょうか?
- ケージの柵に足や爪が引っかかる
うさぎの骨折の原因で一番多いのがケージ内での骨折です。
うさぎは人間とは違い、足や爪が引っかかるとパニックになり、無理やり外そうと暴れてしまいそれが骨折に繋がることが多くなります。
人間であれば冷静になって1回止まり、なぜ引っかかってどうやったら外すことができるのかということを考えることができますが、うさぎはそういった行動をすることができないのです。
- 抱っこや爪切りなどで暴れる
ネットやSNS、動画などを見てうさぎは抱っこすることができると思い込んでしまっている飼い主が非常に多いのが最近気になっています。
うさぎは、抱っこできる子もいますが、生涯抱っこをさせてくれないような子も非常に多く、必ずしも抱っこすることができるものではありません。
にも関わらず、無理に抱っこしようとすると逃げようとして暴れて骨折したり、場合によっては落下させてしまったりと、ケージの中での骨折同様に骨折の原因となりやすい項目です。
また、爪切りする際にも暴れてしまったり、たまに動画を見ていらっしゃるのがうさぎを仰向けにして爪切りをしている写真や動画がありますが、うさぎを仰向けにするのは絶対にやめましょう。
うさぎが仰向けになって大人しくなる子がいるのはビックリして固まってしまっているだけで決して安心してリラックスしているわけではありません。
動物を大人しくさせるために目をタオルで隠すことがありますが、それと似たような行為ですね。
うさぎの骨格の作り上、うさぎの背骨は湾曲に曲がっており、それを水平にすることは骨のみならず内臓などへもダメージを与えることに繋がりかねません。
- 高いところからの落下
うさぎは、ジャンプが凄く好きなところに飛び上がったりします。
うちでよくあるのが、ケージの上にピョンとジャンプして上がってしまうことが何度かあり、上がれるつもりで飛んだのでしょうが、距離が足りずに落ちてしまったりということがありました。
うちの家では、上がれないと思わせるためにケージの上に軽く物を置いて高くすることで対策しましたが、思いもしないことをすることもあるので周りには注意しておきましょう。
- ツルツルのフローリング
ツルツルのフローリングはうさぎには危険で、滑ることによって前足や後ろ足が意に反した向きに流れてしまうため骨折の原因となってしまうことがあります。
家の床がフローリングの場合には、ジョイントマットを引くなどして滑らないように対策してあげましょう。
- 人が誤って踏んだり、蹴ったり
うさぎは非常に小さく、犬や猫と違って声も出ないため動いても気づかないときが多くあります。
特に飼い主に慣れてくると、あっちにいってもこっちにきても飼い主の足元に付いて歩いてくるので気づかず踏みそうになったり、蹴ってしまいそうになったりということが私自身あるのでうさぎを出している際には足元にしっかり注意しましょう。
治療方法
うさぎの骨折の治療は非常に難しいことで有名です。
前述したようにうさぎの骨の太さは、犬や猫などの骨の1/3程度のため治療方法が限定的になります。
犬や猫であればプレートを入れるなどして固定したり、骨にピンを通すような治療方法を取れますが、うさぎの骨は細すぎてそういった治療方法がとりづらいことが多く治療が難しいのです。
基本的には、手術を行う外科手術とギプスでの固定を行いますが、骨折箇所によっては運動制限させるだけで自然完治を目指す場合があります。
どちらの場合もあまり動かすとよくないため、ケージの中に物を入れたり、ラビットハウスを無くすなどしてあまり動きを取れないように制限させます。
こんな仕草(サイン)には注意!
うさぎは犬や猫と違って泣いたりしないため、骨折なども気づかないままになっていることが多いです。
下記のような仕草や行動にはしっかりと注意しましょう。
- 足を引きずっている(歩き方がおかしい)
- 片足をあげている(つかないようにしている)
- 食欲がない
上記のような症状がある場合には、骨折や捻挫などが疑われます。
食欲がないという症状は色々な状況下で起こりえる症状のため、これ単体では骨折と判断するのは難しいと思いますが、食欲不振はうさぎにとって命に関わる症状のため、骨折問わずすぐに病院に連れていくことをおすすめします。
まとめ:うさぎは骨折しやすい!?原因や治療方法、注意するべきこと!
どうでしたでしょうか。
うさぎの骨折について理解していただけましたか?
うさぎの骨折は程度によっては小さな変化が少しある程度でなかなか気づくことが難しい場合もあります。
みなさんの家族であるうさぎのために日頃からうさぎの体調や変化には注意してあげましょう。