うさぎ好きのみなさん!
そして、これからうさぎを飼おうか迷っているみなさん!
うさぎを飼ってみたいけど、匂いってどうなのかな?そんなことが気になっている方も多いと思います。
実はうさぎの匂いは…
今回は、そんなうさぎの「匂い」について詳しくご紹介させていただきます。
うさぎの匂いは臭い?飼育上で気になるうさぎの匂いのあれこれ!原因や対策は?
では、実際に見ていきましょう。
うさぎの匂いは、ほぼ無臭!
実は、うさぎの匂いはほぼ無臭に近く、うさぎ自体が匂うということはありません。
犬や猫の場合、かなり匂いが気になり、時々お風呂に入れてあげたりするというイメージがある方も多いと思いますが、うさぎは一切お風呂に入れる必要はありません。
うさぎは、自ら毛繕いすることによって体を清潔に保っています。
うさぎを飼っている方であれば分かる通り、毎日毎日、1日に何度も何度も毛繕いし、おしっこなど何かしら汚れがついてしまう度に自分で舐めて綺麗にしています。
このため、お風呂に入れなくても常に綺麗な状態で匂い、毛並みなどを保っています。
糞の匂い
うさぎの糞は、他の動物と比べると匂いはかなり気にならないと思います。
糞は、うさぎが草食動物ということもあり、ほとんど匂いがありません。しいてあげるのであれば草の匂いといったところでしょうか。
しかし、食事管理が片寄ると匂いがきつくなることがあります。果物や野菜など生ものを与える量が多いと糞の匂いがきつくなることがあります。
基本的に食事管理をしっかりできている場合には、ちゃんとした糞であれば匂いが気になることはないかと思います。
また、下痢や盲腸便など特殊な糞は匂いがきつい場合があり、下痢は、食事管理の問題、ストレス、寄生虫や細菌の感染などが原因となります。
糞はうさぎの体調を正確に映すとも言われており、糞の変化には注意する必要があります。
おしっこの匂い
おしっこは、うさぎも他の動物と同様に少し匂いが気になります。
しかも、うさぎはおしっこの量がすごい!
うさぎは、体重に対してのおしっこの量が、犬や猫の4倍以上で非常に多いのが特徴です。
しかし、うさぎは比較的簡単にトイレ(おしっこ)のしつけを覚えてくれるため、さほど苦労はないと思います。
マーキングには注意!
マーキングとは、自分の縄張りを主張するために匂いをつける行動のことで、色々な方法で匂いをつけようとします。
その中でもスプレー行為と呼ばれるおしっこを飛ばす行為は、おしっこを飛ばすため非常に匂いが臭いです。
このスプレー行為は、特にオスうさぎの生後半年~3年の個体に多くみられ、しつけはなかなか難しいと言われています。
唯一の対処法としては、オスうさぎは去勢手術をすることでスプレー行為が軽減することもありますが、完全には治らないことも多いようです。
去勢手術については、「オスうさぎの去勢手術の必要性・死亡リスクを理解しよう!」こちらの記事をご覧ください。
匂いの対策のまとめ
匂いについてある程度解説してきましたが、その項目や対策などをまとめてみます。
- 食事管理をしっかりしよう!
しっかりとした食事管理をすることで、うさぎの体調を整え、元気な真ん丸とした糞にしましょう。
具体的には、チモシーをしっかりと与え、ペレットで栄養を取ります。
特にチモシーはうさぎの腸の働きを活発にしてくれるため非常に重要で、他にも不正咬合などの病気にも効果があります。
生の果物や野菜の与えすぎは、お腹を下したりする原因になるだけではなく、チモシーを食べなくなる原因にもなるため注意が必要です。
- 適度な運動をさせましょう!
適度な運動はチモシーを食べることと同様に腸の働きを活発にしてくれます。
肥満などの予防にもなりますので、1日に1~2時間程度は部屋で遊ばせてあげましょう。
- トイレは毎日綺麗に保ちましょう!
糞ももちろんですが、特におしっこが臭い匂いの原因となります。
できるのであれば朝、夜、少なくとも毎日1回はトイレを綺麗にしてあげるようにしましょう。
- オスうさぎは去勢手術を!?
オスうさぎは去勢手術をすることで、スプレー行為(おしっこを飛ばす)を抑制できる場合があります。
スプレー行為の程度によっては考えてみてもいいと思いますが、麻酔等のリスクもあるため私自身はあまりおすすめしていません。
うちの家庭では、そこまでのひどいスプレー行為は少なかったため去勢手術は行いませんでした。
- ひどい汚れは拭き取ってあげましょう!
下痢などが原因で足の裏などがひどく汚れた場合には濡れた布きんなどで綺麗に拭いてあげましょう。
基本的にうさぎは、汚れを自分で舐めて綺麗にしますがあまりにもべっとりついている場合には綺麗にするのに時間がかかり、うさぎ自身の匂いの原因となったり、皮膚病の原因になることもありますので、なかなか取れてないなと感じた場合には綺麗にしてあげてください。
ただし、お風呂に入れるという行為はやめましょう!
うさぎのお風呂については、「うさぎにお風呂は必要なの?入れても大丈夫?入れるべき状況、方法と注意点について」こちらで解説しています。
- 消臭剤
部屋の匂いに敏感な方はうさぎの届かない位置に消臭剤を置いてみてください。
匂いがきついものだとうさぎも気になったり、ストレスとなったりする場合がありますので、必ず無香料のものを選んでいただいた方がいいと思います。
まとめ:うさぎの匂いは臭い?飼育上で気になるうさぎの匂いのあれこれ!対策は?
どうでしたでしょうか。
うさぎの匂いについて詳しくご理解いただけましたでしょうか?
実際飼ってみるとうさぎはそこまで匂いのある動物ではなく、しいてあげるならおしっこくらいもので私自身、家でうさぎの匂いが気になるかと言えばほとんど気になったことがないと言ってもいいほどです。
もし、匂いだけが気がかりでうさぎを飼えていないというそこのあなた!私は是非うさぎを迎え入れることをおすすめします!