うさぎ ソアホック

うさぎ好きのみなさん!

うさぎの病気について詳しくご存じでしょうか?

うさぎには「ソアホック」と呼ばれる病気があります。

私たち飼い主はうさぎの病気を把握してあげる義務がありますよね。

そのためには、うさぎの病気や症状などについて知っておかなくてはなりません。

 

今回は、そんなうさぎの「ソアホック」という病気について詳しくご紹介させていただきます。

うさぎの病気ソアホックとは!?予防方法、薬や治療方法について

では、まずうさぎの「ソアホック」という病気についてみていきましょう。

うさぎの「ソアホック」とは?

ソアホックとは、うさぎ特有の足裏にできる皮膚炎のことです。

基本的な症状として、足裏の毛が抜け、その脱毛部分が赤く皮膚に炎症を起こした状態のことを示します。

主に赤くなっていたり、カサブタのような状態になっていることが多いです。

酷くなるとただれ、化膿などうさぎ自身が大きな痛みを伴うこともあります。

うさぎは犬や猫と違い、足裏に肉球というものがなく皮膚に直接、毛が生えているためこのソアホックになりやすのです。

ソアホックになる原因は!?

ソアホックになる原因はたくさんあります。

では、どんなことが原因でソアホックになるのでしょうか。

  • 固い床材

ケージには色々な種類の床材がありますが、その中でも金網製の床材はうさぎの足裏に大きな負担をかけます。

  • 外でのうさんぽ

外、特にコンクリートの上をうさぎに歩かせてはいけません。犬や猫と違って肉球のないうさぎにとって固い床材以上に足への負担は計り知れません。

  • スタンピング行為(足ダン)

うさぎはスタンピング行為、よく足ダンとも言われる行為をよくします。この行為は足で強く床を叩く行為のためあまりにも頻繁に行う場合にはソアホックの原因となる場合もあります。

  • 肥満

体重の過度な増加は体重を支える足裏に負担を与えることがあります。

  • 爪の伸びすぎ

うさぎは爪が伸びすぎるとかかとに体重をかけた歩き方を自然とするようになり、これがソアホックの原因となることがあります。

  • 不衛生な環境

掃除が行き届かずうんこやおしっこなど長い間放っておくと足裏についたり、湿ったりというのがソアホックの原因となります。

  • 元々毛が薄い

うさぎの中にも元々足裏の毛が薄いうさぎもおり、そういったうさぎはソアホックのリスクも高くなります。

もし、その兆候のあるうさぎであればソアホックになる前にしっかりと予防策をとってあげましょう。

ソアホックの予防方法

一番の予防方法はどういったことが原因でなるかを私たち飼い主が理解し、その状況を変えてあげることです。

では、私たちがしてあげることのできるソアホックへの予防方法を考えていきましょう。

 

  • 床材はプラスチック製かすのこに!

金網製のケージを使用している場合は、中にプラスチック製の床材かすのこを敷いてあげるようにしましょう。

  • うさんぽは必ず草むらや芝生の上で!

うさんぽする場合には草むらや芝生の上で遊ばせてあげましょう。

道路などコンクリートの上は地面が固くうさぎの足の裏には負担が大きすぎます。また、コンクリートの上は私たちが思っている以上に温度の変化が激しく、日が少しでも当たっていると温度が一気に上昇します。

  • 体重管理をしっかりと!

食事管理で体重管理をしっかりと行いましょう。体重管理はソアホックのみならず健康管理において非常に重要なことです。

そのうさぎにおいて理想的な体重を維持してあげることが大切です。

  • 定期的に爪切りをしましょう。

爪の伸びすぎはソアホックの原因となります。また、引っかかってケガの原因にもなります。

自分で爪切りをできる方はこまめにチェックしてあげてきるようにしましょう。

うさぎは暴れることも多くなかなか自分でできないという方は2.3か月を目安に病院などに連れていき定期的に切ってもらうようにしましょう。

  • ケージの中は清潔に!

たまに掃除は2.3日に1回しかしないという方がいらっしゃいますがありえません!

掃除は少なくとも毎日1回は必ず行いましょう。うさぎは基本的に深夜に行動しますのでその時に汚れます。ですので、朝起きてからケージを一通り綺麗にしてあげましょう。

また、余裕があれば週末には1度ケージ全体を洗ったり、拭くなどしてケージ内を綺麗にしてあげてください。

 

ソアホックの薬や治療方法!

まずは、病院を受診しましょう!

もちろん自ら対策することも大切ですが、なってしまった場合には仕方ありません。

市販では基本的にソアホック用の薬はありません。

人間でもそうですが自ら完治を目指すよりも専門家に見てもらって対処方法、薬を処方してもらう方が完治まで圧倒的に早い場合がほとんどです。

下記で簡単な家でできる方法をご紹介しますが、医師の判断を優先してください。

 

  • ケージの中に厚めの布を敷く!

普段は汚れてしまうのでなかなか毎回敷いてあげることは大変ですが、ソアホックになってしまった場合は厚めの布を引いてあげて毎日交換してあげましょう。

うさぎによっては布を噛んで食べてしまう場合もあるので、そうした場合には外しましょう。

  • 包帯巻く

人間用の包帯で構いませんので足を保護するために巻いてあげましょう。

患部が床に直接当たらないようにすることで患部への負担を減らしてあげることができます。

汚れ具合にもよりますが、基本毎日交換してあげた方がいいです。

これも噛んで食べてしまう場合には、外してあげましょう。

また、うさぎの足に合わせて靴下などを作ってあげる方法も有効だと思います。

基本的に最初は気になって噛んでしまうことが多いですが、時間が経つにつれて気にせず歩いてくれることも多い印象です。

 

以上が、私たち飼い主にできる主な治療方法です。

うさぎのための一番の治療はうさぎの見れる動物病院に連れていってあげることです。

また、うさぎの病気の知識をつけてあげることも私たち飼い主にできる予防策です。

下記の記事にてうさぎの他の病気に関する症状や予防策などもご紹介していますので、是非ご覧ください。

うさぎに多い病気とその症状や原因、予防法を理解しよう!

 

まとめ:うさぎの病気ソアホックとは!?原因、予防方法、薬や治療方法について

どうでしたでしょうか。

ソアホックはうさぎの病気の中でも非常に近しい病気です。どのうさぎでも、どんな環境下でもなる可能性があります。

うさぎのみならず動物は家族です。その喋ることができない家族のために日々日ごろからの健康の観察、ソアホックのみならず色々な病気への対策、予防をできる限りしていきましょう。