うさぎ好きのみなさん!
うさぎに健康診断を受けさせていますか?
私たち人間は、基本的に会社などに務めていれば定期的な健康診断などがあり、嫌でも必ず病院などで検査を受けなければなりません。
しかし、うさぎなど動物は飼い主が健康診断に連れていかない限り自分で行くことはできません。
実際にうさぎに健康診断が必要なのか。費用や内容はどうなのか。
今回は、そんなうさぎの健康診断について詳しくご紹介させていただきます。
うさぎの健康診断の必要性!費用や内容は?
このページをご覧いただいているみなさんは、まだうさぎに健康診断を受けさせたことのない方がほとんどですよね。
たしかに、高いお金を出してまで受けさせるべきなの?という方も多いと思います。
私は、もちろんうさぎにも健康診断を受けさせる必要があると考えています。
その理由も詳しくご紹介します。
健康診断の必要性
うさぎに健康診断を受けさせるべき一番の理由は、うさぎは喋れない、鳴かないということです。
犬や猫であれば吠えたり鳴いたりすることができますが、うさぎには基本的に声帯がないため吠えたり鳴いたりすることができません。
そのため何か体調に異変があっても私たち飼い主が気づきにくいという特徴があります。
また、うさぎは自分の体調が悪くても隠そうという習性があるため、何か体に変化が訪れてからではすでに手遅れになっている場合が多いのです。
それに私たちはうさぎの専門家ではありません。
健康診断はそのうさぎの専門家におかしいところがないかチェックしてもらうというところにあります。
私たち飼い主が気づいてあげることのできないうさぎの変化を見つけてもらうためにも健康診断は受けさせましょう。
健康診断の内容
簡易な健康診断の場合は主に下記の項目を見ます。
- 歯のチェック
主に前歯の噛み合わせなどを確認します。
歯の伸びすぎは前歯でも奥歯でも起こりますが、場合によっては食事がとれないほど悪化する場合もあります。
- 耳のチェック
耳垢が溜まると耳ダニが繁殖し、病気の原因になります。
特にロップイヤーなど耳の垂れたうさぎは耳垢が溜まりやすいので注意が必要です。
- 目のチェック
うさぎの目の病気で一番多いのが流涙症という病気です。
こういった病気の他、目ヤ二がついていないかなどチェックしてもらいます。
- お腹などのチェック
基本的に触診でお腹の張り、腸の様子などを手で確認します。
- 足裏のチェック
うさぎには犬や猫のように肉球がないため皮膚の炎症などが起きやすいです。
ソアホックと呼ばれ、放っておくと重大な病気に繋がることもあります。
- 爪のチェック
基本的に爪切りをしてくれます。
あまり長すぎると変形したり折れたり、最悪の場合骨折の原因となることもあります。
簡易な健康診断の場合は基本的に上記で紹介したような項目をチェックしてもらえます。
しかし、より精密な詳しい検査は別料金になり、言わないとやってはもらえません。
料金については後述しますので、まずは詳しい検査の内容を見ていきましょう。
- 血液検査
赤血球、白血球、その他様々な項目の数値をチェックします。
- レントゲン検査
骨折、その他の病気などをチェックします。
- 検便
コクシジウム症などがないかチェックします。
- 検尿
膀胱炎、尿結石症、 子宮腫瘍などをチェックします。
- 胸部/腹部超音波検査
心臓の弁や腹腔内の臓器などの状態をチェックします。
精密な詳しい検査は上記のような項目をより詳しく正確に検査します。
簡易な健康診断では分からなかった病気が見つかることも多く、より詳しい検査をすることにも非常に重要だと思います。
健康診断の費用
- 健康診断
主に簡易な健康診断は初診で
1000~2000円
程度で行うことができます。
- 精密な検査
検査の内容、項目によりますが
5000~20000円
程度で行うことができます。
病院によって1つ1つの検査の金額は異なりますので、参考程度に考えておきましょう。
特に精密検査は、する検査により値段が大きく変化します。
正確な金額は、行く前に電話などで動物病院に確認しておくことをおすすめします。
また、うさぎ用のペット保険などに加入していても健康診断は病気ではありませんので割引を受けることはできませんので注意が必要です。
健康診断の頻度
健康診断の頻度ですが、うさぎの年齢などにより頻度を変えてあげましょう。
- 迎えてすぐ
迎えてすぐにはできればかかりつけの病院を探すためにも必ず1回健康診断に連れていきましょう。
特に迎えてすぐは検便を受けた方がいいと推薦している病院も存在しますので、病院の方に相談してみましょう。
- 生後3ヶ月~4歳
生後3ヶ月~4歳頃の間はそこまで病気にかかる可能性がそこまで高くないため頻度は少なくてもいいかもしれません。
うさぎは爪切りなどを病院などで行う方も多いため、爪切りに行かれる方はその都度、ついでに健康診断を受けるのがいいかもしれません。
頻度としては健康診断を3ヶ月に1回程度を目安に行い、精密な検査を1年に1回程度受けさせてあげることがいいと思います。
- 5歳以降
5歳以降は病気にかかる可能性が非常に高くなってきますので少し頻度は多くしてあげた方がいいと思います。
通常の健康診断の頻度は生後3ヶ月~4歳頃までと同じ3ヶ月程度に1回でいいかもしれませんが、できれば精密な検査は半年に1回程度受けさせてあげた方がいいです。
前述しましたが、うさぎは体調の変化を隠す習性があるため病気などの変化に飼い主が気づきにくいのです。
そのためできるだけ早い段階で病気を見つけてあげることが重要です。
まとめ:うさぎの健康診断の必要性!費用や内容は?
どうでしたでしょうか。
うさぎの健康のためにも頻度は少なくとも定期的に健康診断を受けさせてあげましょう。
また、健康診断ももちろん大切ですが一番大切なことは私たち飼い主が常日ごろより愛情を持って接し、うさぎの変化に早い段階で気づいてあげることです。
ただ可愛いというだけで飼うのではなく、しっかり食事管理や栄養管理をし、うさぎに健康にいてもらう努力をしていきましょう。